海外旅行を計画する際に、インターネット上でホテルを予約することは、非常に便利で一般的になっています。海外ホテル予約サイトを利用することで、世界中の様々な宿泊施設から自分に合った場所を見つけ出し、予約手続きを行うことができます。しかし、数多くの予約サイトが存在するため、「どのサイトを選べば良いのか」「最も安く予約できるのはどこか」「安心して利用できるサイトは?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
海外ホテル予約サイトには、それぞれ異なる特徴があります。例えば、航空券とホテルを一緒に予約できるサイトや、宿泊料金の最安値を徹底的に追求できるサイトなど、利用者の目的やこだわりに合わせて最適なサイトは変わってきます。
この記事では、海外ホテル予約サイトのおすすめ人気ランキングと、賢くサイトを選ぶための4つの重要なポイントを、提供されたソースに基づいて詳しくご紹介します。これらの情報を参考に、あなたの海外旅行にぴったりの予約サイトを見つけてください。
海外ホテル予約サイトの選び方:失敗しないための4つのポイント
海外ホテル予約サイトを選ぶ際に、特に注目すべき点はいくつかあります。ここでは、必ずチェックしておきたい「4つのポイント」を掘り下げて解説します。これらのポイントを押さえることで、あなたのニーズに最も合ったサイト選びが可能になります。
1:ポイントを貯めるか最安を狙うかで選ぼう
海外ホテル予約サイトは、大きく分けて「メタサーチ」と呼ばれるタイプと、それ以外のタイプの2種類に分類できます。これらのサイトタイプは、それぞれ適した使い方やメリット・デメリットが異なります。
メタサーチは、海外ホテルの最安値を手間なく見つけたい方に特に推奨されます。メタサーチとは、「トリバゴ」のようなサイトが代表的で、複数の海外ホテル予約サイトの情報を横断的に検索し、結果を一覧で比較できる仕組みです。この機能により、同じホテルやプランであっても、どの予約サイトから予約すれば最も安くなるのかを一目で確認できます。また、比較対象となる海外ホテルの種類も多岐にわたる傾向があります。基本的には、海外ホテルを探す際の最初の一歩としてメタサーチを利用するのがおすすめです。
海外ホテルの料金を比較して予約するなら、メタサーチがおすすめ
ただし、メタサーチはあくまで情報比較ツールであるため、メタサーチ内で予約を完了させることはできません。最安値として表示された特定の予約サイトへ移動し、そこで改めて予約手続きを行う必要があります。このため、予約ごとに利用するサイトが変わることが多く、特定の予約サイトでポイントを継続的に貯めるのが難しいという点がデメリットとして挙げられます。また、予約完了までの過程でサイト間の移動が必要となるため、やや手間がかかると感じる場合もあります。
海外ホテルの予約でポイントを貯めるなら、メタサーチ以外のサイトも候補に
一方で、旅行のたびにコツコツとポイントを貯めてお得にしたいという方には、メタサーチ以外の海外ホテル予約サイトが適しています。これらのサイトは、「楽天トラベル」や「Hotels.com」のように、自社でホテルの空室情報を直接管理しており、サイト内で予約手続きを完了させることができます。
これらのサイトの大きな特徴は、海外ホテルを予約するたびにそのサイト独自のポイントが付与される場合が多いことです。同じサイトを繰り返し利用するほど、貯まるポイントが増えてよりお得になる仕組みです。さらに、宿泊日が近づいてきた際に、売れ残りが予想されるホテルの料金が割引されるなど、独自のセールや割引が頻繁に行われるのも、メタサーチ以外の予約サイトならではのメリットと言えるでしょう。
ただし、これらのサイトで比較・予約できる海外ホテルやプランは、そのサイトが取り扱っているものに限定されます。そのため、そのサイトで提示されている料金が本当に最安値であるかどうかを、そのサイト単体では確認できません。豊富な選択肢の中からホテルを選びたい方や、特定のホテルの最安値を様々なサイトで比較したい方には、これらのサイトだけでは不十分であることを理解しておく必要があります。
どちらのタイプを選ぶかは、あなたの旅行スタイルや重視する点によって異なります。最安値を追求するならメタサーチ、特定のサイトでのメリット(ポイントや独自割引)を享受したいならメタサーチ以外のサイト、という視点で検討してみましょう
2:海外ホテルの予約で最安を狙うなら、最安値保証とセールに注目
前述の通り、海外ホテル予約サイトを選ぶ際には、最安値を目指すかポイント獲得を目指すかが一つの大きな判断基準となります。基本的には多くのサイトを比較できるメタサーチが最安値を見つけやすいとされていますが、特定の予約サイトをメインで利用する場合でも、できるだけお得に予約したいと考えるのは自然なことです。
ここでは、海外ホテルをできるだけ安く予約するために役立つ「最安値保証」と「セール」という2つの仕組みについて詳しく解説します。
海外ホテルの安さにこだわるなら最安値保証がある予約サイト。ただし条件は要確認
可能な限りホテル代を抑えたいと考えている方には、「最安値保証」を提供している海外ホテル予約サイトがおすすめです。最安値保証とは、そのサイトが掲載しているホテルの料金が、他の予約サイトよりも低いことを保証するサービスです。もし、同じホテル・同じプランが他の予約サイトでより低価格で見つかった場合、その差額分の返金や値引きを受けられるというものです。安さを最優先する方にとっては、利用しない手はない魅力的なサービスと言えるでしょう。
しかし、最安値保証のサービスを受けるためには、いくつかの条件があることが一般的で、その詳細を事前にしっかりと確認しておくことが非常に重要です。例えば、他の予約サイトで見つけた低価格の料金やプラン内容が確認できるスクリーンショットの提出が求められたり、最安値保証を申請できる期間が予約後〇日以内といった形で定められていたりするなど、手続きが必ずしも簡単とは言えない場合が多いのです。利用を検討しているサイトに最安値保証がある場合は、サービス内容だけでなく、申請方法や適用条件を事前に確認しておくようにしましょう。
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海外ホテル予約サイトが独自に出している割引やセールもチェックしよう
当たり前のことのように思えるかもしれませんが、各海外ホテル予約サイトが独自に実施しているセールや割引キャンペーンの情報を確認することも、お得に予約するためには欠かせません。海外ホテル予約サイトでは、旅行会社がツアー向けに確保していたものの捌ききれなかったホテルや、急なキャンセルで空きが出た部屋などが、通常よりも格安な価格で提供されることが頻繁にあります。これらのセール情報をこまめにチェックすることで、思わぬ掘り出し物や非常に魅力的な料金の宿泊施設を見つけることができる可能性があります。
また、サイトによっては独自のユニークな割引サービスを提供している場合もあります。「Expedia」のように、海外ホテルと航空券をまとめて同時に予約することで大幅な割引が適用される「ダイナミックパッケージ」のようなサービスや、「Hotels.com」のように、特定の期間内に合計10泊すると1泊分の宿泊が無料になる特典など、サイト独自の特別な割引やプログラムが存在します。お得さを重視してサイトを選びたいのであれば、こうした独自の特典があるかどうかも確認してみる価値があります。
最安値を狙う際は、最安値保証の条件を確認しつつ4、様々なサイトのセールや独自の割引情報を比較検討することが重要です。
3:検索項目・口コミ機能があるサイトなら海外ホテルを探しやすい
せっかく海外旅行に出かけるのであれば、宿泊施設にもこだわりたいと考える方も多いでしょう。自分の理想に近い海外ホテルを見つけ出すためには、予約サイトが提供する検索機能や情報が非常に役立ちます。ここでは、ホテルを探しやすくする「検索項目」と「口コミ機能」の重要性について解説します。
ホテルにとことんこだわる人は「ランク」や「設備」で検索できるとベター
宿泊する海外ホテルに強いこだわりや具体的な希望条件がある方は、提供されている検索項目が多い予約サイトを選ぶのがおすすめです。例えば、予算に合わせて探したい場合は「ホテルのランク」で絞り込んだり、ホテル内に必要な施設があるかを確認したい場合は「コンビニあり」や「プール付き」といった「設備」に関する項目で検索したりと、詳細な条件で検索を絞り込めるサイトほど、自分の理想に近いホテルを見つけやすくなります。
海外ホテル予約サイトを選ぶ際には、あなたが宿泊施設に求める具体的な条件(例えば、特定のサービス、設備、ロケーションなど)が、そのサイトの検索項目として用意されているかどうかを必ずチェックするようにしましょう。検索機能が充実しているサイトを選ぶことで、効率的に理想のホテルを探すことができます。
ホテルのスタッフ対応が気になるなら「口コミ機能」があるサイトを
ホテルのウェブサイトや基本的な情報だけでは分からない、実際の雰囲気や、スタッフの対応の質などが気になる方には、「口コミ機能」を備えている海外ホテル予約サイトの利用がおすすめです。口コミ機能では、実際にそのホテルに宿泊した他の利用者の生の声や評価を見ることができます。これにより、部屋からの眺めがどうだったか、食事の質はどうだったか、といった、現地に実際に行ってみなければ知り得ないような貴重な情報を事前に把握した上で予約することができます。
口コミ情報を参照することで、宿泊に対する漠然とした不安を一つずつ解消しながらホテル選びを進めることができるため、自分の希望に沿った、より理想的なホテルを探しやすくなります。「本当に良いホテルなのか心配で、なかなか予約に踏み切れない」といった悩みを持っている方は、ぜひ口コミ機能が充実している海外ホテル予約サイトをチェックしてみてください5。他の利用者の体験談は、ホテル選びの強力な手助けとなります。
充実した検索項目と信頼できる口コミ情報は、あなたの海外ホテル探しを格段にスムーズにし、より満足度の高い宿泊体験へと繋がります。
4:安心して海外ホテルを予約するために、運営会社の信用度が高いサイトがおすすめ
海外旅行の計画において、ホテルの予約は重要なステップですが、「利用しようとしている海外ホテル予約サイトは本当に信頼できるのだろうか」「安心して予約できるのだろうか」といった不安を感じる方も少なくありません。大切な海外旅行をトラブルなく楽しむためには、運営会社の信頼度が高いサイトを選ぶことが非常に重要です。ここでは、海外ホテル予約時のリスクを減らすためのサイト選びのポイントを解説します。
旅行業登録がある海外ホテル予約サイトがおすすめ。日本の法律が適用される
まず確認すべき点として、利用しようとしている海外ホテル予約サイトに「旅行業登録番号」が記載されているかどうかをチェックしましょう。この登録番号が記載されている場合、その会社は日本において旅行会社として正式に登録されており、日本の法律である「旅行業法」に基づいて運営を行っていることを意味します。
旅行業法は、簡単に言うと、旅行会社の利用者が安全に、そして不当な損害を被らないようにするための会社運営のルールを定めた法律です。したがって、旅行業登録があるサイトは、安全性への配慮や、万が一のトラブル発生時に対する備えをしっかりと行っているという信頼性の一つの目安となります。
また、agodaのような海外に本社を置く外資系のサイトを利用する際には、問い合わせの方法についても確認しておくことが大切です。メールでの対応だけでなく、日本語に対応したコールセンターが用意されていると、何か問題が発生した際にスムーズにコミュニケーションが取れるため、より安心です。
倒産リスクが不安なら「第一種旅行業者」や「JATA会員企業」かチェックしよう
近年の経済状況などから、旅行業界の不振や旅行会社の倒産といったニュースを耳にする機会が増え、利用予定の海外ホテル予約サイトや旅行会社が倒産しないか不安に思う方もいるかもしれません。万が一の事態、特に会社の倒産リスクがどうしても気になる場合は、「第一種旅行業者」であるか、または「JATA(日本旅行業協会)の会員企業」であるかを確認することをおすすめします。
「第一種旅行業者」は、資産状況など、国土交通省が定める厳しい基準をクリアした、財政基盤がしっかりしている企業です。そのため、倒産のリスクが比較的低いサービスの目安となります。第一種旅行業者に登録されているかどうかは、国土交通省のウェブサイトで確認することができます。
また、JATAは、旅行サービスの質の向上に取り組む業界団体です。JATAの会員企業であれば、仮に予約後に旅行会社が倒産してしまった場合でも、旅行代金の一部が弁済される制度があります。さらに、旅行に関するトラブルが発生した際には、JATAの相談窓口を利用することも可能です。JATAのウェブサイトには会員企業の一覧が掲載されているため、事前に確認しておくと、より安心して海外ホテルを予約できるでしょう。
運営会社の信頼性を確認することは、予期せぬトラブルを避けるために非常に重要です。旅行業登録の有無や、第一種旅行業者・JATA会員企業であるかといった点をチェックすることで、より安心して海外旅行の計画を進めることができます。
人気の海外ホテル予約サイトおすすめランキング
人気の海外ホテル予約サイトをランキング形式でご紹介します。それぞれのサイトの具体的な特徴や、利用する上でのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
1位:agoda(アゴダ)
サービス名:agoda(アゴダ)
本社:シンガポール
設立:2005年

リサーチの結果、agodaは『世界中で』最も安く予約できる傾向があることが明らかになりました。特に、その価格の安さは他のサービスと比較しても群を抜いています。会員ステータスのアップグレードのしやすさや、取り扱っているホテルの数においても、agodaは非常に優位性を持っています。
agodaのメリット
価格が圧倒的に安い(特に東南アジアに非常に強い)。世界中のホテルを比較した結果、最も安いホテルが見つかる確率が高かったのがagodaです。特に東南アジア方面のホテルに関しては、他のサイトでは太刀打ちできないような価格を頻繁に見かけます。
会員ステータス(VIP)が上がりやすい。特定の宿泊数や予約件数をクリアすることでランクアップし、割引などの特典を受けやすくなります。国内旅行と組み合わせれば、比較的簡単にステータスを維持または向上させることが可能です。
料金が税込表記で分かりやすい場合が多い。ただし、後述のデメリットにあるように、別途料金が加算される場合もあるため、最終確認画面での確認は必須です。
人気観光地において、ゲストハウスの取り扱いが多い傾向があります。特にバックパッカーなど、ゲストハウスの利用が多い方には便利です。
agoda最大のメリットは、やはり何と言っても価格の安さです。「安さがイチバン重要!」と考えている方には、agodaが最もおすすめです。
agodaデメリット
サイトやアプリの使いづらさが指摘されることがあります。特にウェブサイトは、他の大手サイト(Booking.comやTrip.comなど)と比較すると、地図表示などがスムーズでないと感じるユーザーもいるようです。
セールが非常に多く、表示される価格が頻繁に変動するという特徴があります。価格が安いことは魅力的ですが、見るたびに値段が変わるため、信用面で不安を感じる人もいるかもしれません。このため、「安心感を重視したい」という方には、正直なところあまり向いていません。安心感を最優先するなら、日本の旅行業法が適用される楽天トラベルなどを検討するのが良いでしょう。
アプリではセール対象のホテルが見分けにくいという問題が挙げられています。PCのブラウザで閲覧するのが最も見やすいと推奨されており、もしPCを持っている場合はPCでチェックするのが個人的におすすめされています。
agodaの会員制度(VIP)

agodaにはVIP会員制度があり、直近2年間の宿泊数に応じて会員ランクが上がります。
条件 | ランク | 特典 |
---|---|---|
会員登録 | ブロンズ | メンバー限定料金 |
2年で2泊 | シルバー | 最大12%オフ |
2年で5泊 | ゴールド | 最大18%オフ |
2年で10泊 | プラチナム | 最大25%オフ&無料朝食など |
最大ランクであるプラチナムでも2年で10泊という条件は、国内旅行も組み合わせれば比較的達成しやすい基準です。割引対象となるのは、『VIP料金』のアイコンが付いているホテルです。かつてはagodaコインという制度もありましたが、現在はほとんど見かけなくなったとのことです。
agodaに向いてる人
価格を最も重視する人。圧倒的な価格の安さが最大の魅力です。
アジア方面、特に東南アジアへの旅行が多い人。東南アジアのホテルに関しては非常に強みを持っています。
あまり頻繁に海外旅行に行かない人。たまの旅行であれば、安いagodaを利用すれば損することはないでしょう。
頻繁に旅行をする人。会員ステータスが上がりやすいため、継続的に利用することで特典を享受できます。
多少の不便さや価格変動を許容でき、自己責任で予約を進められる人。サイトの使いづらさや価格変動といったデメリットがあるため、それらを理解した上で利用できる人に向いています。
ゲストハウスから高級ホテルまで幅広い選択肢があり、価格も安いagodaは、特にアジアを中心とした旅行者にとって非常に有力な選択肢と言えます。
2位:Hotels.com(ホテルズドットコム)

サービス名:Hotels.com(ホテルズドットコム)
本社:アメリカ
設立:1991年
Hotels.comは、Expediaと同じグループ会社が運営しています。そのため、サイトの構成や料金設定はExpediaと連動している部分が多いです。しかし、Hotels.comには他のサイトにはない独自の大きな強みがあります。それが、「10泊すると1泊無料」という非常に魅力的な会員特典です。頻繁に旅行する方や、ビジネスで海外出張が多い方は、Hotels.comをチェックしておいて損はありません。
価格比較例:ニューヨーク ヒルトンミッドタウンホテルの予約価格:67,166円〜(※調査時点の参考価格であり、価格は変動します。
Hotels.comのメリット
「Hotels.com Rewards」という会員制度で、10泊分の宿泊をすると1泊分の宿泊が無料になります。これはExpediaとの最大の違いであり、Hotels.comの最大の魅力です。この特典を有効に活用するためには、海外だけでなく国内のホテル予約もHotels.comにまとめるのがコツです。
Expediaと連動して年に数回開催される大規模なセールがあり、このセールの時期は価格がかなり安くなります。宿泊するホテルに強いこだわりがない場合は、セールのタイミングを狙って利用するのがおすすめです。
Hotels.comのデメリット
取り扱っているホテルの数が、他の主要な予約サイトと比較すると最も少ない傾向にあります。
同様に、ゲストハウスの取り扱いも最も少ないです。そのため、バックパッカーやゲストハウスをメインに利用する旅行者にはあまり向いていません。
会員ステータスのアップグレード条件が、他のサイトと比較して最も厳しいです。一般的な海外旅行の頻度では、ステータスを上げるのがかなり難しいと言わざるを得ません。
Hotels.com会員制度
Hotels.comの会員制度には、2つの柱があります。
①ボーナスステイ
Hotels.comの最大の特徴とも言えるのが、この『ボーナスステイ』特典です。 これは、合計10泊の宿泊を行うと、1泊分の宿泊が無料になるサービスです。無料となる宿泊の割引額は、これまでの10泊の【平均価格】で計算されます。例えば、ゲストハウスに10泊した後で高級ホテルに1泊無料、という使い方はできません。ゲストハウスに10泊したのであれば、無料になるのはそのゲストハウスの平均価格程度の割引額となります。したがって、高価格帯のホテルに多く泊まるほど、このボーナスステイのお得感は強くなります。ボーナスステイの有効期限は、最終宿泊日から1年間です。海外出張が多いビジネスパーソンには、Hotels.comでの予約が非常に強く推奨されます。
②会員ステータス制度
Hotels.comには、宿泊実績に応じた会員ステータス制度もあります。
会員登録:リワード 会員(会員価格)
1年で10〜29泊:リワードSilver(無料朝食、スパ優待クーポン、価格保証プラス、優先カスタマーサービスなど)
1年で30泊以上:リワードGold(無料アップグレード、レイトチェックアウトなど)
ご覧の通り、これらのステータスアップ条件はかなり厳しいです。1年間に10泊でも容易ではありませんが、30泊以上というのは、国内旅行を含めたとしても一般的な旅行頻度では達成が困難なラインでしょう。
Hotels.comが向いてる人
ビジネスで海外出張が多い人。10泊分のボーナスステイは、プライベート旅行にも利用できるため非常にお得です。
比較的、高級ホテルに泊まることが多い人。ボーナスステイは10泊の平均価格で計算されるため、高価格帯のホテル利用が多いほどお得になります。
年に数回は宿泊を伴う旅行(国内含む)をする人。特に「ビジネス」または「高級ホテル」を頻繁に利用するユーザーで、年に数回宿泊する方には、迷わずHotels.comを使うことが推奨されています。
Hotels.comは、「10泊で1泊無料」という特典を最大限に活用できる人にこそ価値のあるサイトと言っても過言ではありません。この特典によって最も得をする人は、Hotels.comを利用するべきです
3位:Trip.com(トリップドットコム)
サービス名:Trip.com(トリップドットコム)
本社:中国
設立:1999年

Trip.comは中国に本社を置くサービスで、特に中国本土や香港のホテル予約に強いとされています。さらに、現在は韓国にも非常に力を入れており、韓国への渡航をメインに考えている方は、Trip.comを必ずチェックするべきです。航空券もリーズナブルで、手数料もかからないため、航空券のみの予約にもおすすめです。他のサイトにはないユニークで魅力的な会員制度があり、一度利用すると繰り返し使いたくなる不思議な魅力があるサイトです。
価格比較例:ニューヨーク ヒルトンミッドタウンホテルの予約価格:67,166円〜(※調査時点の参考価格であり、価格は変動します。)
Trip.comのメリット
韓国、香港、中国方面のホテルや航空券が非常に安いという強みがあります。特に「韓国」については、今最も力を入れているエリアであり、ホテルも航空券も他のサイトと比較して安く手に入ることが多いです。
航空券の価格がリーズナブルであり、さらに予約手数料がかからないという点も大きなメリットです。「航空券をどこで予約するか迷っている」という方も、一度Trip.comを確認する価値があります。
会員サービスが非常にユニークで、他にはない魅力的な特典が用意されています。会員ランクが比較的上がりやすく、特定のランクになると空港のVIPラウンジが無料で利用できるといった驚きの特典があります。
サイトやアプリの使いやすさが非常に優れています。動作がスムーズで、情報量も豊富に提供されており、サポートやヘルプ機能も充実していると感じられます。個人的には、現在最も注目しているサービスの一つとのことです。
アプリから電話や問い合わせを無料で行えるサポート体制が整っています。
Trip.comのデメリット
韓国や中華圏以外のエリア、特に世界全体で比較した場合、価格はagodaと比較するとあと一歩及ばないと感じることがよくあります。アジア圏には強いですが、それ以外の地域ではまだやや弱い面があると言えるかもしれません。
取り扱っているホテルの数は、他の主要サイトと比較すると若干少なめです。
現時点では、世界中を広く旅する人や、バックパッカーのような旅行スタイルには、あまり向いていないサービスと言えそうです。
Trip.com会員制度
Trip.comの会員制度は、予約件数に応じてステータスが上がっていく仕組みです。ホテル宿泊だけでなく、『宿泊』『航空券予約』『現地ツアー・チケット』『列車』『レンタカー・空港送迎』といった様々な予約アイテムが、それぞれ1件とカウントされます。
ゴールド会員に一度アップグレードすると、その後ランクが下がることはありません。
ランク | 条件 | 特典 |
---|---|---|
シルバー会員 | 会員登録 | Tripcoin獲得 |
ゴールド会員 | 1件 | Tripcoin付与率10%アップ 鉄道乗車券の払い戻し手数料無料 |
プラチナ会員 | ゴールドから 1年位内に3件 | Tripcoin付与率30%アップ 空港VIPラウンジ無料 鉄道乗車券の払い戻し手数料無料✕2 eSIM無料(1GB/3日) |
ダイヤモンド会員 | プラチナから 1年以内に8件 (合計支払い額1,000米ドル以上) | Tripcoin付与率40%アップ 空港VIPラウンジ無料✕2 鉄道乗車券の払い戻し手数料無料✕4 eSIM無料(3GB/5日) 空港送迎の車種アップグレード✕2 |
NEW ダイヤモンドプラス会員 | ダイヤモンドから 1年以内に合計支払い額が 10,000米ドル以上 | Tripcoin付与率50%アップ 空港VIPラウンジ無料✕3 鉄道乗車券の払い戻し手数料無料✕8 eSIM無料(3GB/5日) 空港送迎の車種アップグレード✕4 無料アトラクションチケット 電話・チャット優先サポート VIPサポートスペシャリスト |
2024年10月末には、最上位のダイヤモンドプラス会員が追加されました。海外旅行と国内旅行、さらには航空券やアクティビティ予約などを組み合わせれば、プラチナ会員までは比較的到達しやすいでしょう。
Trip.com会員制度の最大の目玉は、プラチナ会員以上の『空港VIPラウンジ利用』特典です。通常、空港ラウンジを利用するにはプライオリティパスのような年会費のかかるサービスが必要ですが、Trip.comのプラチナ会員以上になれば無料で利用できるのです。有料ラウンジを使ってみたいけれど、年会費を払いたくない、という方にはTrip.comがイチオシです。
また、Trip.comには『Trip Coins』というポイント制度があります。ホテルや航空券の予約によってコインが付与され、例えば100ドルの宿泊予約ごとに80コイン(航空券は25コインなど、アイテムにより変動)が付与されます。これは約0.8%の還元率に相当します(レートにより変動)。楽天トラベルの海外ホテル予約でのポイント付与率(最低2%)と比較すると低いですが、一度でも予約してステータスが上がれば付与率が10%アップするなど、ランクアップによって付与率は上昇します。Trip Coinsの有効期限は付与から1年半です。ただし、100ドル以下の予約にはコインが付与されないため、安価なゲストハウスの利用が多い方にはあまり向いていないかもしれません。
Trip.comに向いてる人
韓国や中華圏(香港、マカオ、中国)への旅行によく行く人。これらのエリアに関しては価格面で非常に強みがあり、まさに一択と言えるレベルです。
頻繁に旅行をする人。航空券予約などもステータスアップの条件に含まれるため、比較的会員ランクを上げやすく、魅力的な会員サービス(特にラウンジ利用)を享受できます。
空港ラウンジを無料で利用してみたい人。プラチナ会員以上で得られるラウンジ利用特典は、他のサイトにはない大きな魅力です。
安心できるサービスを利用したい人。過去には空売り問題なども報じられましたが、その後改善が進み、現在ではかなり信頼できるサービスに変化したと評価されています。
「韓国」や「中華圏(香港、マカオ、中国)」によく行く方は、Trip.comからまず探してみるのが間違いないでしょう。また、魅力的な会員サービスや使いやすさから、頻繁に旅行する方にもぜひ利用してみて欲しいサイトです。
4位:楽天トラベル
サービス名:楽天トラベル
本社:日本
設立:2001年(楽天トラベルの名称となった年度)

楽天トラベルは、日本国内旅行のイメージが強いかもしれませんが、実はメジャーな海外ホテルもかなり安く予約できる「超大穴」的な存在です。楽天独自のプランが設定されていることも多く、それを利用することで最安値で予約できるケースも少なくありません。日本人にとって、質の良い宿が手頃な価格で見つかりやすいことに加え、最大の魅力は楽天ポイントが最低でも2%という高い付与率で貯まることです。海外旅行を検討するなら、見逃せないサイトの一つです。
価格比較例:ニューヨーク ヒルトンミッドタウンホテルの予約価格:66,110円〜(※調査時点の参考価格であり、価格は変動します。)
楽天トラベル メリット
日本人に人気のホテルや、ガイドブックに掲載されているような定番ホテルが安い傾向にあります。海外旅行で人気のエリアや、馴染みのあるホテルを探している方は、まず楽天トラベルをチェックしてみるのがおすすめです。
ホテルによっては、「一人旅プラン」や「早割」など、楽天トラベル独自の予約プランが存在します。これらの独自プランは他のサイトでは取り扱いがない場合が多く、非常に魅力的な選択肢となり得ます。
楽天トラベルの最大の強みの一つは、楽天ポイントの付与率が高いことです。海外ホテルの予約では、2%から最大で12%という非常に高い付与率でポイントが貯まります。ただでさえ費用がかさみがちな海外旅行でこれだけのポイントが付与されると、短期間で多くのポイントを貯めることが可能です。
貯まった楽天ポイントは、日本国内の様々な楽天サービスや店舗で利用できます。これは非常に大きなメリットです。海外ホテル予約サイト独自のポイントの場合、有効期限が短かったり、そのサイトでしか使えなかったりすることが多いですが、楽天ポイントであれば旅行に関係なく日常的に使えるため、ポイントを無駄にするリスクが低いと言えます。
楽天トラベルは日本の企業であり、日本の旅行業法が適用されます。これにより、何か問題やトラブルが発生した場合に、日本の法律に基づいて責任を問うことができます。元々大きな問題が少ないサービスではありますが、「安心して利用できるサイトで予約したい!」という方には、楽天トラベルがおすすめと言えるでしょう。
楽天トラベル デメリット
楽天トラベルはメリットも大きい反面、いくつかのデメリットも存在します。まず、取り扱っているホテルの数が非常に少ない点が挙げられます。他の主要な海外ホテル予約サイトでは取り扱いがある有名な四つ星ホテルなどでも、楽天トラベルではリストにないということが珍しくありません。
飛行機とホテルをセットで予約する「楽天ダイナミックパッケージ」のようなサービスを利用する場合、LCC(格安航空会社)を選択することができません。LCCを利用して旅費を抑えたいと考えている方は、ホテルのみを個別に予約する必要があります。
楽天トラベルで表示されている料金とは別に、サービス料や税金が加算される場合が多いという点に注意が必要です。ホテル一覧や詳細ページに表示されている価格にはこれらの追加料金が含まれていないことが多いため、予約確認画面まで進んで、最終的な総額を必ずチェックしましょう。ソースには、別途35ドル(約5,200円)が加算される例が挙げられています。

現地決済のプランが多い傾向があります。現地でホテルに宿泊料金を支払う場合、為替レートによって支払額が変動するため、予約時点ではっきりとした料金が確定しないという不安定さがあります。また、クレジットカードで現地決済する場合、カード会社によっては決済手数料が加算される可能性もあり、これも考慮すべきデメリットです。
電話でのカスタマーサポートは、平日の限られた時間帯(9:00〜18:00)のみ提供されています。仕事などで日中に電話をかけるのが難しい人にとっては、サポートが必要な際に利用しづらいというデメリットがあります。
楽天トラベル会員制度
楽天トラベルの会員制度は、基本的に他の楽天グループのサービスと共通の会員ランク制度(レギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド)に基づいています。ただし、海外ホテルの予約に関しては、2%から12%とポイント付与率が高く設定されています。例えば、3万円のホテルの予約で12%のポイントが付与される場合、3,600ポイントを獲得できる計算になります。そのため、表示価格だけを見ると他のサイトより少し高く感じても、高還元率のポイントを加味すると、実質的な支払額が最も安くなるということも十分にあり得ます。
また、楽天独自の会員制度として、ダイヤモンド会員やプラチナ会員限定で利用できる「シークレットプラン」が存在します。これは、一般には公開されないお得な海外ホテルのプランを予約できる特典ですが、取り扱い数はかなり少ないようです。
楽天が向いている人
雑誌などに掲載されている人気のホテルや、日系のホテルに宿泊したい人。これらのホテルは楽天トラベルで安く見つかる傾向があります。
普段から楽天市場など、楽天のサービスをよく利用している「楽天経済圏」の人。貯まった楽天ポイントを効率的に利用できるため、非常にメリットが大きいと言えます。
海外旅行にあまり頻繁に行かない人。楽天ポイントは国内でも広く使えるため、海外旅行の頻度が少なくてもポイントを無駄にすることなく活用できます。
日本人に馴染みのある定番ホテルや人気のホテルを検討している方、そして普段から楽天サービスを利用している方にとって、楽天トラベルは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
5位:Bookig.com(ブッキング・ドットコム)
サービス名:Booking.com(ブッキングドットコム)
本社:オランダ
設立:1996年

Booking.comは、日本ではExpediaほど知名度が高くないかもしれませんが、世界的に見ると最も規模の大きなオンライン旅行サービスの一つです。その最大の強みは、ホテルの取り扱い数が圧倒的に多い点にあります。世界中のあらゆる種類の宿泊施設を網羅しており、特にゲストハウスの数も豊富です。そのため、バックパッカーや、世界のあまり知られていない秘境のような場所へ旅行する方にとっては、避けては通れない、非常に重要な予約サイトと言えます。
価格比較例:ニューヨーク ヒルトンミッドタウンホテルの予約価格:68,112円〜(※調査時点の参考価格であり、価格は変動します。)
Booking.comのメリット
取り扱っているホテルの数が他のサイトとは文字通り「桁違い」に多いことが最大のメリットです。その数は2,800万件以上に上ると公表されており、この中にはゲストハウスやアパートメント、B&Bなども多数含まれています(全体の約20%)。
日本人に馴染みのないエリアや、情報が少ないようなニッチな地域の宿泊施設も広く網羅しています。一般的な観光ルートから外れた場所への旅行を計画している方にとっては、Booking.comは非常に頼りになる存在です。
ゲストハウスの取り扱いが多いため、バックパッカーや予算を抑えたい旅行者にとっては選択肢が豊富です。
サイトとアプリの操作性が非常に優れています。特に地図上からホテルを探す際の使い勝手はピカイチであり、直感的にホテルを見つけることができます。
後述する会員制度「Genius」において、一度会員ステータスが上がると、その後ランクが下がることはありません。一度達成したランクの特典を継続して利用できるのは大きなメリットです。
親会社(Booking Holdings)が安定した収益を上げており、企業として非常に安心感があります。ちなみにagodaも同じグループ会社なので、agodaも同様に企業としての安心感は高いと言えます。
Booking.comデメリット
提供された価格比較例からもわかる通り、価格は他の主要な予約サイトと比較すると最も高い傾向にあります。最安値を追求する方にとっては、他のサイトと比較検討する必要があります。
今回リサーチされたエリア(定番観光地)においては、agodaの方がゲストハウスの取り扱いが多いという調査結果が出ています。エリアによっては得意不得意があるようです。
楽天トラベルと同様に、ホテルによっては表示されている価格が税抜きであり、別途サービス料や税金が加算される場合が多いため、最終的な支払い総額を予約確認画面で必ず確認する必要があります。別途税金がかかる場合の表示例が挙げられています。

Booking.com会員制度
Booking.comには、『Genius』と呼ばれる会員制度があります。宿泊やレンタカーの利用回数に応じて、割引率や受けられるサービスが向上していく仕組みです。宿泊またはレンタカーの利用1回が、Geniusのカウント対象となります。
ランク | 条件 | 特典 |
---|---|---|
Geniusレベル1 | 会員登録 | 宿泊予約10%オフ レンタカー予約10%オフ |
Geniusレベル2 | 2年で5回 | 宿泊予約10%〜15%オフ レンタカー予約10%オフ 無料朝食、無料アップグレード |
Geniusレベル3 | 2年で15回 | 宿泊予約10%〜20%オフ レンタカー予約10%オフ 無料朝食、無料アップグレード 優先サポート(全施設対象) |
Genius特典の対象となるのは、『Genius』マークが付いた宿泊施設です。Genius制度の最大のメリットは、一度会員ランクが上がったら、その後は決して下がらないという点です。例えば、一度Geniusレベル3を達成すれば、その後は永続的にレベル3の特典を利用できます。レンタカーの利用もカウントされますが、日本国内でBooking.comを通じてレンタカーを利用できる場所や車種はかなり限定されるため、主に宿泊予約がランクアップの鍵となります。
booking.comが向いている人
ゲストハウスをメインに利用するバックパッカー。圧倒的なホテル取扱数の中にはゲストハウスも多く含まれており、幅広い選択肢から選べます。
日本人にあまり馴染みのない観光地や、世界の秘境のような場所へ旅行する人。取り扱い宿泊施設の数が多いことから、一般的な観光地以外のエリアも広くカバーしており、そのような場所での宿泊先探しに非常に役立ちます。
世界中を巡るバックパッカー。 Booking.comの広範なネットワークは、世界中の様々な場所での宿泊探しをサポートしてくれます。
公開されているホテル取扱数はダントツであり、リサーチエリア以外の地域も満遍なくカバーしていることから、特にレアな場所への旅行や、ゲストハウス利用が多い旅行者にとって、Booking.comは非常に心強い味方となるでしょう。
とレアな場所も含め、世界中を巡るバックパッカーであれば、booking.comはオススメできます。
6位:Expedia(エクスペディア)
サービス名:Expedia(エクスペディア)
本社:アメリカ
設立:1996年

海外ホテル予約サイトを検討する際に、一度はその名前を聞いたことがあるであろう「エクスペディア」は、日本での知名度が高い海外旅行予約サイトの一つです。Hotels.comと同様にExpediaグループのサービスであり、特に本拠地であるアメリカ合衆国におけるホテルの取り扱い数はNo.1を誇ります。アメリカ方面への旅行を計画している方は、まずExpediaをチェックしておくべきサイトと言えます。また、航空券予約において手数料がかからず、リーズナブルに予約できるのも特徴の一つです。
価格比較例:ニューヨーク ヒルトンミッドタウンホテルの予約価格:67,166円〜(※調査時点の参考価格であり、価格は変動します。)
Expediaのメリット
アメリカ合衆国のホテル取り扱い数が非常に多いです。そのため、他のサイトでは見つけにくいような、リーズナブルなホテルを発見できる可能性が高いのがメリットです。
年に数回、Hotels.comと同じタイミングで大規模なセールが開催され、このセールの時期は価格がかなり安くなります。宿泊するホテルに強いこだわりがなく、時期が合えば、セールの対象ホテルをチェックしてみることをおすすめします。
Trip.comと同様に、航空券の予約手数料が無料です。そのため、ホテルだけでなく航空券のみを安く予約したい、という目的でも利用価値があります。
Expediaのデメリット
最低価格保証のサービスがありません。これはデメリットの一つです。もし他の予約サイトでExpediaよりも安い料金を見つけたとしても、価格変更や差額返金を依頼することはできません。
会員ステータスのアップグレード条件が、他のサイトと比較してやや厳しい傾向にあります。
Expedia会員制度
Expediaには、会員ステータス制度とポイント制度があります。
①会員ステータス制度(VIP Access)
宿泊や航空券の予約によって「アイテム」が付与され、その「アイテム数」に応じて会員ランクと割引率が上がります。ステータスアップの対象となる施設は、『VIP Access』マークが付いている、一定の水準を満たしたホテルのみです。『航空券1枚』、『ホテル1泊』、『アクティビティ予約1回』がそれぞれアイテム1つとしてカウントされます(2,500円以上の予約が対象)。
ランク | 条件 | 特典 |
---|---|---|
ブルー | 会員登録 | 最低10%以上オフ アプリ予約で100円で2ポイント |
シルバー | 1年でアイテム10個 | 無料朝食、スパ優待 常時100円で2ポイント獲得など |
ゴールド | 1年でアイテム25個 | レイトチェックアウト 客室アップグレード 100円で3ポイント獲得など |
1年で10泊という条件は一般的な旅行ではやや厳しいため、航空券やアクティビティ予約も組み合わせてアイテム数を増やし、ステータスアップを目指すのがコツです。頻繁に旅行する方(国内含む)や、ビジネスで利用する方は、ステータス特典を享受しやすいでしょう。
②ポイント制度
Expediaには独自のポイント制度もあります。基本的には100円の利用につき1ポイントが付与されます(航空券予約は500円につき1ポイントなど、例外もあります)。貯まったポイントは、次回の予約から利用することができます。
Expediaが向いてる人
メインの旅行先がアメリカ合衆国である人。アメリカのホテル取り扱い数が非常に多いため、幅広い選択肢からホテルを選ぶことができます。
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ビジネスで海外出張が多い人。頻繁に利用することで、会員ステータスを上げて特典を享受しやすくなります。
海外旅行にあまり頻繁に行かない人。会員ステータスアップの条件はやや厳しいですが、たまの旅行であればステータスの影響は小さいため問題なく利用できます。
航空券を安く予約したいと考えている人。航空券の予約手数料がかからないため、ホテル予約とセットで利用するだけでなく、航空券のみを予約する目的でもExpediaはおすすめです。
アメリカ方面への旅行者や、ビジネスで頻繁に利用する方に特にメリットが大きいサイトと言えます。また、航空券手数料無料という利点は、多くの旅行者にとって魅力的でしょう。
まとめ:自分に合った海外ホテル予約サイトを選ぼう
海外ホテル予約サイトは数多く存在し、それぞれに独自の強みと特徴があります。今回ご紹介したランキングや選び方のポイントを参考に、あなたの海外旅行のスタイルや目的に最も合ったサイトを選ぶことが、快適で満足度の高い旅行体験へと繋がります。
価格の安さを最優先するならagoda、10泊で1泊無料の特典を活用したいならHotels.com、韓国や中華圏への旅行が多く空港ラウンジ特典に魅力を感じるならTrip.com、楽天ポイントを貯めて国内でも活用したい、日本人に人気のホテルを探しているなら楽天トラベル、世界中の多様な宿泊施設から選びたい、特にゲストハウスや珍しい場所への旅行が多いならBooking.com、アメリカ方面への旅行が多く、航空券も一緒に安く予約したいならExpedia といったように、それぞれのサイトが得意とする分野や提供するメリットは異なります。
また、最安値保証の条件を確認したり、独自のセールや割引情報をチェックしたり、検索項目の充実度や口コミ機能の有無、さらには運営会社の信頼性や旅行業登録の有無、JATA会員であるかといった安心できる要素も、サイト選びの重要な判断材料となります。
提供された情報は、調査時点のものであり、価格やサービス内容は変動する可能性があります。複数のサイトを比較検討し、最新の情報を確認しながら、あなたの理想の海外旅行を実現するための最適な海外ホテル予約サイトを見つけてください。
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